皆さんこんにちは。
東京都調布市を中心に、全国各地にて一般左官・特殊左官を軸に建築工事一式を幅広く行っている株式会社ワイズファクトリーです。
建物が完成に近づいたとき、最後の仕上げに立つのが「左官」と呼ばれる職人たちです。コテを使って壁や床を塗り上げるその技は、単なる作業ではなく、空間の質を左右する繊細な仕事。
図面では表せない“手の感覚”で微妙な厚みや質感を整え、目に見えない部分までも丁寧に仕上げていきます。
最近では「手に職をつけたい」「モノづくりの現場で働きたい」と考える人たちが、あらためてこの左官という仕事に注目しています。ただ、どこで学べるのか、未経験からでも始められるのか、そんな不安を抱える方も少なくありません。
そんな中で、東京都内の左官職人たちが立ち上げた「東京左官技能者育成協会(通称:東左育)」は、職人の育成に本気で取り組んでいます。東左育の講師陣は、日々現場の第一線で技術を振るう現役の職人たちや、左官業界をリードする各企業の代表者たちで構成されています。
彼らから直接、実践的な技術指導や専門的な知識を学ぶことで技術と心得を深く理解し、仕事を知ることで、始めてみるきっかけを得られる場となっています。
そして、その講師の一人として、弊社の齋藤代表も指導に携わっています。
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東左育とは?左官の基礎を体験し、仕事を始める“入口”の場
東左育は、失われつつある伝統左官の技術と文化を、若い世代へ受け継いでいくことを目的として、平成26年に誕生しました。スタート時は都内の左官会社6社によって設立され、その後2社が加わり、現在は8社が連携して活動を続けています。
協会では、左官という仕事を知らない未経験者でも、まずは基礎に触れ、仕事の第一歩を踏み出せるように、約1ヵ月間の新人研修を実施しています。指導を担うのは、長年にわたり現場で腕を磨いてきた左官のプロフェッショナル。コテの扱い方といった実技指導はもちろんのこと、建築現場での立ち振る舞い、安全管理、プロとしての心構えといった座学に至るまで、職人としての“土台となる力”を丁寧に伝えています。
この職業訓練は、東京都からも正式に認定されており、「普通職業訓練 短期課程 左官課」として、職業能力開発促進法に基づいた制度のひとつです。制度の透明性や信頼性も高く、現場へ出る前に“安心して左官を試せる場所”として機能しています。
左官を学びたい。けれど、どこで始めればいいかわからない——東左育は、そんな人の背中をそっと押す、入口の役割を担っています。
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なぜ“教える”のか?東左育が大切にしている思いと背景
東左育は、左官職人の価値を高めることを目的に活動しています。建設現場を支えてきた職人の技術は今、継承の危機にあります。特に左官は、機械化しづらい手仕事であるがゆえに担い手が限られ、若手の参入が難しい状況が続いてきました。
けれども近年、漆喰や土壁といった自然素材の持つ風合いや、手作業ならではの質感が見直され、左官という仕事の魅力があらためて注目されています。アナログであるからこその面白さと難しさ、それを自分の手で形にできる達成感。左官は今もなお、人の手で仕上げるからこそ価値のある仕事です。
東左育が重視しているのは、“教え込む”ことではありません。コテの動かし方や材料の配合を覚える以前に、「仕事とは何か」「仲間と現場をつくるとはどういうことか」といった、働く上での基本的な姿勢を体験してもらうことを大切にしています。講師陣の経験から得た失敗談や創意工夫、そして仕事のやりがいを共有することで、教科書だけでは得られない“現場の生きた知識”を伝えています。
協会がつくっているのは、“始めてみる場”です。ここで一度やってみて、「自分にもできるかもしれない」「もう少し続けてみたい」と思える。そんなきっかけを、まずは用意したいと考えています。手仕事の価値があらためて見直される今だからこそ、「興味がある」その気持ちに応えられる場でありたいのです。
さらに、一度の研修には同じタイミングで学ぶ仲間がいます。スタート地点を共にする仲間と励まし合いながら、それぞれのペースで左官という仕事に触れていく。ここは誰かと競う場所ではなく、等身大の自分で試せる場所。そんな新しい挑戦の入り口として、これからも多くの若者を迎えていきます。
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未経験から職人へ!研修で学べる技術と“人としての姿勢”
「やったことはないけれど、ちょっと興味がある」「一度、現場を経験してみたい」——そんな人たちが安心して左官の世界に触れられる場所です。建設業界がはじめてという受講生も多く、道具に触れるのも初めてという前提で、研修プログラムが組まれています。
基本の技術にふれる
まず学ぶのは、コテの握り方や塗り方、材料の扱いといった基本的な動作。練習を重ねながら「手でつくる感覚」に慣れていきます。講師は常にそばで見守っており、不安なところやつまずきをその場で解消できる環境が整っています。
現場でのふるまいを知る
左官の仕事は一人では成り立ちません。他の職種と連携しながら現場を動かすため、あいさつや報告、時間の使い方など、仕事をする上での基本的な姿勢も研修の大切な要素です。こうした“現場感覚”は、実際に働く講師だからこそ伝えられるものです。
人と向き合う姿勢を育てる
一緒に研修を受ける同期との関わりも、協会の特徴のひとつです。はじめてのことに戸惑いながらも支え合い、学び合う関係が自然と生まれていきます。自分のペースで進められるからこそ、肩肘張らずに成長できる環境が整っています。
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東左育とともに歩む会社として|“きっかけの場”を支える理由
ワイズファクトリーは、単に左官工事を請け負う施工会社ではありません。
左官という職業の価値を次世代につなぐために、東左育の設立初期から協力企業として育成の現場を支えてきました。現在は代表の齋藤自らが講師を務め、「現場のリアル」を若い世代に伝える役割を担っています。
なぜ、そこまでして“教える”ことに力を入れるのか——その理由はシンプルです。左官の世界に触れたことのない人たちが、「自分にもできそう」「やってみたい」と思える場をつくりたいから。そして、真剣に努力する若者に対しては、確かな技術と働く環境を提供したいと考えているからです。
研修で学んだ“基礎の感覚”をもとに、少しずつ経験を積み、自分なりのスタイルで技術を磨いていく。そんな成長のストーリーを、現場で何度も見てきました。若手の挑戦に本気で向き合いたい。だからこそ、ワイズファクトリーは協会の育成活動を「業界の未来」ではなく「自社の未来」として捉えています。ここから職人の道へ進みたいと考える人に、仕事の場を用意するのは当然の責任。そしてその覚悟が、現場での信頼にもつながっています。
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“職人=かっこいい”を本気で実現したい、代表が語る育成と未来像と
東左育で講師を務める弊社の齋藤代表は、「左官を知るきっかけがもっとあってもいい」と話します。自分の手で仕上げるものづくりの魅力、現場で働く人のかっこよさ。それを知る機会があれば、将来を考える若者の視野も変わる——そんな思いで関わっているのです。
ここは、すぐに一人前になれる場ではありません。けれど、「やってみたい」と感じるきっかけにはなれる。その最初の体験を、職人の側から丁寧に伝える場所として、東左育は存在しています。
「職人=かっこいい」と本気で思っている人が、現場の楽しさも厳しさも伝えている。だからこそ、この場所から何かが始まる可能性があるのです。
【代表インタビュー①】「自分が経営者だったら、働く子たちに給料をしっかりフィードバックしたい」代表取締役齋藤が想う左官工事の魅力とは
【代表インタビュー②】「左官って自由。到達点がないから、常に先を追い求めることができる。」代表取締役齋藤が考える左官の可能性と未来とは?
「左官の仕事に挑戦してみたい」「本気で手に職をつけたい」と感じたあなたへ。
株式会社ワイズファクトリーは、まさにそんなあなたを待っています。
弊社にご入社した際は、東左育での約1ヶ月間の充実した新人研修を、給与を受け取りながら研修費用を全額会社負担で受講できます。
代表の齋藤も講師として直接指導に関わるこの研修で、左官の基礎技術から職人としての心構えまで、安心して学ぶことができます。
研修で基礎を固めた後は、ワイズファクトリーの仲間たちと一緒に、実際の現場で経験を積みながらプロの左官職人へと成長していけます。 私たちは「躍進し続ける」をテーマに、日々の努力と探求を大切にし、あなたの「やりたい」「もっとうまくなりたい」という気持ちを全力でサポートします。
「自分にもできるだろうか…」そんな不安がある方も、まずは一歩踏み出してみませんか?
あなたのその“一歩”を、ワイズファクトリーは心から歓迎します。左官という伝統技術を継承し、新しいセンスを磨きながら、お客様の理想を、そしてあなた自身の未来を、私たちと一緒にかたちにしていきましょう。
少しでも興味を持たれた方は、下記のリンクから採用情報をチェックしてみてください。ご質問やご相談も大歓迎です!
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