【応募前必読!】現役の職人が本音で教える、東京で左官を始めるときに求人票選びで絶対に外せないこと

皆さんこんにちは。


東京都調布市を中心に、全国各地にて一般左官・特殊左官を軸に建築工事一式を幅広く行っている株式会社ワイズファクトリーです。


「左官の仕事に興味がある」「今すぐ職人として働きたい」と考える人もいれば、「とりあえず東京で仕事を探したい」「建設業ってどんな感じ?」と、まだ方向が定まっていない人もいると思います。どちらの立場であっても、共通して言えるのは、最初に入る会社の選び方が今後の働き方や成長スピードを大きく左右するということです。


建設業のなかでも、左官という職種は特に「最初の環境」が肝心です。なぜなら、道具の扱いから材料の混ぜ方、手の動かし方まで、基本がすべて現場での積み重ねだからです。会社によって教え方も、現場の雰囲気も、成長のチャンスもまったく違います。


最初の一歩でつまずいてしまえば、「やっぱり向いてなかった」と思ってしまうかもしれません。けれど、実は「合っていなかったのは会社だった」というケースも少なくありません。この記事では、そんな失敗を防ぐために、求人票を見るときの考え方を一緒に整理していきましょう。




ぶっちゃけ「左官」って、他の建設業の職種と何が違うの?

建設の仕事と聞いて思い浮かぶのは、大工や設備工、配管工、塗装などでしょうか。そのなかで左官は、「仕上げ」と「表情づけ」を担う、少し特別な職種です。地味に見えるかもしれませんが、建物の印象を左右する大切な役割で、現場によってはデザイナーや建築家と直接やり取りする機会もあります。


下積みが必要で、簡単に極められる仕事ではありませんが、「自分の手で形を整えていくことが好き」「目に見える仕事にやりがいを感じたい」という人には向いている仕事です。



建物の“顔”を仕上げる責任とやりがい

左官の仕事は、仕上げ材を塗るだけではありません。床や壁の下地を調整し、寸法や角度をミリ単位で整える作業も多く、仕上がりの良し悪しはそのまま職人の腕になります。目立つミスが許されない反面、上手く仕上がれば「自分の名前を残せる」と感じられるやりがいがあるのも事実です。



成果が目に見える、だから成長がわかる

大規模な建設現場では、全体の流れが見えにくく、携わった実感が持ちづらいこともあります。左官は一現場の仕上げを任されることも多く、完成した空間が自分の手で仕上がったと実感しやすい職種です。「今日はここまで塗った」「この現場は自分が仕上げた」と、毎日少しずつ前進できる感覚は、仕事のモチベーションにつながります。


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「給料の高さ」だけで選ぶと後悔する?本当に見るべき求人票のポイント

左官職の求人を探すと、つい目に入るのが「月給〇万円〜」といった給与面の数字。しかし、その額面だけを頼りに会社を選ぶと、入社後にギャップを感じることも少なくありません。給与の高さよりも大切なのは、その裏にある「昇給のしくみ」や「将来の収入イメージ」です。



月給の数字だけでなく、賞与・手当の中身を見る

たとえば月給20万円スタートでも、賞与が年3回(夏・冬・決算)支給され、トータルで2〜3ヶ月分の実績がある会社もあります。住宅手当や通勤手当、残業手当などがしっかり支給されていれば、実際の年収はかなり上がります。「月給30万円」と書かれた求人より、手当や賞与を丁寧に説明している会社の方が、結果的に高収入になることもあるんです。



育成スケジュールが「長期目線」で書かれているか

未経験者を本気で育てようとしている会社は、育成にかかる年数も正直に書いています。たとえば「まずは一般左官工事で5年間しっかり基礎を学び、6年目から仕上げ塗りへ」といった長期プランが示されていれば、その会社は職人としての将来まで見据えてくれている証拠です。こうした具体的なステップが記載されているかも、求人票の信頼度をはかる大切なポイントですよ。


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ちょっと待った!その求人、本当に大丈夫?注意したい「危険なサイン」

求人票を見ていると「条件が良すぎる」「雰囲気がなんとなく良さそう」と感じてすぐに応募したくなることもあります。ただし、その求人が本当に信頼できるかどうかは、もう少し掘り下げて確認した方がいい。見かけの条件だけではわからない“中身”にこそ注意が必要です。



数字のインパクトだけで判断しない

「未経験でも月給50万円」「入社1年目で年収700万円」といった極端な数字が並ぶ求人は、一見魅力的に見えますが、そこに具体的な根拠や内訳が書かれていなければ慎重になるべきです。給与の実態や昇給・賞与・手当の条件が明記されているかは、求人票の信頼性を判断する上で非常に重要な指標になります。



「育てる気」があるかは育成計画でわかる

未経験歓迎と書かれていても、現場に丸投げだったり「とにかくやって覚えろ」という姿勢では、早期に離職してしまうことになりかねません。本気で育てる会社は、求人票に育成の流れまできちんと書いています。たとえば「まずは下地塗りから、5年かけて基礎を固め、6年目を目安に仕上げ塗りを担当」といったように、段階的に一人前を目指す道のりが明記されているかを見ましょう。


>「左官職人って、かっこいい」だから、やってみたくなる——左官職人の“入り口”東左育とは?


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じゃあ、どうやって探す?求人サイトだけで終わらせない、一歩踏み込んだ探し方

求人サイトには、たしかに便利で多くの情報が集まっています。ただ、それだけで会社の実像が見えるかというと、正直限界があります。「条件が良さそう」で終わらせず、自分が納得して選べる会社かどうかを見極めるには、もう一歩だけ深く調べてみるのがおすすめです。



採用ページで見える“日常のリアル”

自社ホームページでスタッフのインタビューやブログを掲載している会社は、それだけで信頼度が高いと言えます。現場の雰囲気や教育体制、社員の声などが公開されていれば、入社後の自分をイメージしやすくなります。求人票では伝わらない、会社の温度や姿勢を感じる材料になります。



柔軟な働き方や成長サポートの記載があるか

求人票に「基本土日休み」「現場により残業あり・手当支給」「希望により土曜出勤も可」といったように、原則と例外が具体的に書かれている会社は、実態をごまかしていない証拠です。また、「3ヶ月の試用期間」「塗り壁の練習可」「先輩のマンツーマン指導」など、入社後の過ごし方にまで言及している求人は、育成や職場環境への意識が高いと言えるでしょう。


条件を見るだけでなく、「この会社、自分のことをちゃんと考えてくれそうか?」と問い直す。そういう視点が、求人の中身を見抜く力になっていきます。


>代表インタビューはこちら!


>従業員インタビューはこちら!




最後に、これからのキャリアを考える君に伝えたいこと

左官の仕事は、簡単ではありません。手間も時間もかかるし、地道な作業の連続です。でも、丁寧に積み上げた技術は、誰にも奪われない一生ものの財産になります。だからこそ最初の会社選びは、給与だけでなく、「どう育ててくれるか」「どんな現場を任せてくれるか」を見極めることが大切です。


たとえば左官のような専門職は、年齢を重ねても必要とされ続ける職種です。AIや機械化が進んでも、人の手で仕上げる作業の価値は残ります。一人前になるまでに時間はかかりますが、その分、一度身につけた技術は一生モノ。全国どこでも通用するスキルとして、自分の人生を支えてくれるはずです。


今回紹介した視点を持って求人票を見ると、「ここなら信じられる」と思える会社がきっと見えてくるはずです。育成計画が年単位で具体的に示されていたり、働き方に柔軟性があったりする会社は、まだそれほど多くはありません。


焦る必要はありません。大事なのは、自分の軸を持ち、納得できる一歩を踏み出すこと。職人としての未来を、自分の手で選び取ってください。




未経験から左官職人になれるワイズファクトリーとは?

株式会社ワイズファクトリーは、全国で一般的な左官から特殊な左官まで幅広く対応し、未経験から多くの左官職人を育てている会社です。現在、左官職人として一緒に働いてくれる仲間を大募集しています。


研修は、一人前の左官職人を育てるために考え抜かれたものであり、技術を磨くために必要不可欠な内容を組み込んでおります。左官の仕事は、日々の努力や探求が欠かせないため、弊社では「躍進し続ける」をテーマに技術を磨き続けております。勤務時間の他に、昼食と午前・午後で計2時間の休憩があり、1日7時間労働です。基本的に土日休みであるのに加え、GWやお盆、年末年始の休みも気兼ねなく取れるので、家族との時間をしっかり確保できます。年3 回の賞与もあり、安心して働ける環境です。経験者の方は給与にしっかり反映しますので、これまでの経験をお伝えください。


左官の仕事に興味がある方・手に職をつけたい方は、ぜひ弊社へお気軽にご連絡ください。左官という伝統技術を継承しながらセンスを磨き、お客様の理想を一緒にかなえていきましょう。


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