皆さんこんにちは。
東京都調布市を中心に、全国各地にて一般左官・特殊左官を軸に建築工事一式を幅広くおこなっている株式会社ワイズファクトリーです。
少子高齢化と人口減少が進む日本では、建設業界で働く人々の数が減少しています。特に左官職人の数も同様に減少傾向にあり、左官業界の将来に不安を抱かせていることは間違いありません。左官職人は、建築物の内外装を美しく仕上げるスペシャリストであり、日本の伝統的な建築技術の継承者です。しかし、近年では左官職人の仕事が減少している事や、次世代の技術継承者が不足しているのではないかと噂されているのです。そのため、今回は左官工事の減少や技術の継承について詳しく説明します。
■左官職人は仕事がないって本当?
近年、左官職人の仕事が減少しているという声が聞かれますがこれは誤解です。
建築業界では新しい素材や工法が次々開発され、その影響で伝統的な左官技術の需要が減少してしまうのではないかと心配されています。これにより、左官職人が従来のように仕事を見つけるのが難しくなっていると感じることもあるでしょう。
しかし、実際は左官技術が持つ独特の美しさや質感を求める方は多く存在しているのです。例えば、自然素材を使用した建材や高いデザイン性を持つ空間を求める建築において、左官職人の技術が不可欠となる場面は多いです。特に漆喰や土壁などの伝統的な素材を用いた仕上げは、機械やAIでは再現できない独特の風合いを持ち、その価値は唯一無二です。
また左官職人は、リノベーションやリフォーム分野でも重要な役割を果たしています。古い建物の復元やデザインのリニューアルをする上で、伝統的な技術を持つ左官職人が求められることが増えています。これにより、新旧の技術を融合させた新しい価値を提供することが可能となるのです。
さらに、歴史深い地域の特色を活かした建築や、芸術的な装飾を施すプロジェクトなど、左官技術が高く評価される場面は多岐にわたります。これらの場面において、熟練した左官職人の技術は代替不可能であり、その需要は今後も続くでしょう。
左官職人の仕事が完全に消失することはなく、その技術が必要とされる場面は数多く存在します。技術の需要は形を変えつつも残っており、左官職人の仕事がないというのは誤解であると言えます。これからも左官技術を維持し、次世代に継承することが重要になるのです。
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■人材が不足している左官業界
需要はある一方で、人材不足という深刻な問題に直面しています。少子高齢化の影響で若手職人の数が減少し高齢化が進む現在、左官技術の継承が大きな課題となっています。
・左官に対する関心の低下
まず1つ目の問題点は、若い世代の左官職業に対する関心の低下です。これは建設業界も同様に、時代の流れによって現代の若者はIT技術やデスクワークを好む傾向が上げられます。そのため、伝統的な職人技術の世界に飛び込むことに対して抵抗感を持つことが多いのです。左官職人としてのキャリアが安定していないと誤った認識が広まっていることも、左官に対する関心の低下に繋がってしまうでしょう。
・技術の取得に時間がかかる
2つ目に、左官技術の習得には時間と労力がかかることが挙げられます。見習いから一人前の左官職人になるためには、最低でも5年の修行期間が必要となります。この長期間の修行を経て技術を身につける事が「耐えられない」となり、結果として若者たちは他の職業を選択してしまうため左官技術の習得を避ける傾向にあります。
・教育環境の不足
3つ目に、左官職人を育成するための教育機関や訓練の場が不足している現状です。専門学校や職業訓練所の数が限られており、地域によっては適切な教育を受ける機会が少ないです。さらに、実際の現場での実践を通じて技術を学ぶ機会が減少していることも、人材育成の障害となっています。
以上のように、左官職人の需要は存在しますが、人材不足という大きな問題に直面しています。一見、魅力を感じられない業界に見られがちですが、技術を身につけることは自身のキャリアを輝かせることにも繋がるのです。
■左官の技術を継承する必要性
参考:施工事例「埼玉県 社寺 鐘楼堂 蛇腹・漆喰磨き(応援施工)」
左官技術は単なる建築技術に留まらず、歴史や文化の継承に大きく寄与しています。その起源には諸説があり、縄文時代にまで遡ると言われています。建物や人々の生活を守るため、左官の技術は時代と共に多岐にわたって活躍しました。そのようにして受け継がれてきた技術は、現代においても活躍し続けているのです。
例えば「四天王寺(大阪府)」や「法興寺(奈良県)」、現代においても「東京駅丸の内駅舎」に左官の技術が用いられています。
漆喰や土壁などの伝統的な素材を用いた左官は、昔ながらの技法と現代の美意識が結びつき、日本独自の美しい空間を提供できる唯一無二の技術なのです。
これからも左官の技術が必要とされる中で、もしこの技術が失われると日本の建築文化そのものが失われる危険性があります。左官技術の継承は、過去の遺産を守り、後世に残すこと。それは、現代の歴史や文化を豊かにし、未来に繋げる大きな貢献をしています。
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・若い世代が左官を学ぶメリット
若い世代が左官技術を学ぶことには多くのメリットがあります。左官職人としての技術を身につけることで、自身の手で美しい空間を作り上げる達成感が得られます。これは他の職業では味わえない、左官ならではの魅力です。また、左官技術は高い専門性を必要とするため、一度身につければ一生にわたって貴重なスキルとして活かすことができます。専門性やデザイン性など自身のセンスを試したい方に左官は適した職業と言えるかもしれません。
また、左官技術を学ぶことは、安定した将来を築くことにも繋がります。左官の技術はAIや機械に代替されにくく、手作業による高品質な仕上げが評価されています。近年、SDGsによってエコ素材や自然素材が見直される中で、左官技術は持続可能な建築においても重要な役割を果たします。
左官技術を次世代に継承することは、日本の建築文化を守るために不可欠です。また、若者が左官技術を学ぶことは、唯一無二のスキルを身につけ、職業人生としてのキャリアを築くことができるのです。
■伝統技術を継承するために出来る事
日本の建築文化を支える左官技術を継承するために、出来る事は何でしょうか?
若い世代に左官の魅力を伝え、これから先も技術を継承していくためには左官業界全体の協力が不可欠になるのです。
・学びの場を用意すること
まず1つ目に、左官技術を学ぶ場を提供することが必要です。学校や地域のイベントを通じて、若者に左官技術の魅力や価値を伝えることも効果的ですが、職人を目指す若者を会社がしっかりと教育することがなにより重要です。若い世代は雑用ではなく、左官の未来を担う職人の卵であることを再認識しなければなりません。
・左官のイメージ向上
2つ目に社会的な評価を高めることが求められます。左官職人の仕事は高度な技術と経験を必要とし、建築物の美観や耐久性に大きな影響を与える重要な役割を担っています。このような価値ある仕事が適切に評価され、社会的に認知されることで、若者たちが左官職人としてのキャリアを前向きに捉えることが期待されます。
伝統技術を守ることは、日本の文化や歴史を次世代に伝えるために欠かせません。職人の教育、社会的イメージの向上を通じて、左官技術を継承し発展させる取り組みを進めていくことが不可欠です。
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■まとめ
左官職人の仕事が減少しているという噂は技術の進化や市場の変化によるものです。伝統的な技術が持つ価値は決して消えることはありません。むしろ、現代社会のニーズに応じた形で進化出来るのが左官の魅力でもあるのです。
左官技術の継承は、単に技術を後世に伝えることだけでなく、日本の文化や左官の存在意義を守る意味でも重要です。この技術を次世代に継承するためには、会社と職人自身が一体となって取り組む必要があります。
また、技術の革新や新しい職業の創出、顧客との関係構築を通じて、左官職人は新たな価値を生み出すことが可能です。これにより、左官職人という職業の魅力が再評価され、若者たちがこの道を選ぶきっかけとなるでしょう。これからの時代、左官職人の技術は重要な役割を果たすと信じています。未来に向けて、職人自身の成長と技術の進化を追求し続けることが、左官職人の新たな使命となるでしょう。
■未経験から左官職人になれるワイズファクトリーとは?
株式会社ワイズファクトリーは、全国で一般的な左官から特殊な左官まで幅広く対応し、未経験から多くの左官職人を育てている会社です。現在、左官職人として一緒に働いてくれる仲間を大募集しています。
研修は、一人前の左官職人を育てるために考え抜かれたものであり、技術を磨くために必要不可欠な内容を組み込んでおります。左官の仕事は、日々の努力や探求が欠かせないため、弊社では「躍進し続ける」をテーマに技術を磨き続けております。勤務時間の他に、昼食と午前・午後で計2時間の休憩があり、1日7時間労働です。基本的に土日休みであるのに加え、GWやお盆、年末年始の休みも気兼ねなく取れるので、家族との時間をしっかり確保できます。年3 回の賞与もあり、安心して働ける環境です。経験者の方は給与にしっかり反映しますので、これまでの経験をお伝えください。
左官の仕事に興味がある方・手に職をつけたい方は、ぜひ弊社へお気軽にご連絡ください。左官という伝統技術を継承しながらセンスを磨き、お客様の理想を一緒にかなえていきましょう。