皆さんこんにちは!東京都調布市を中心に全国各地にて一般左官、特殊左官を軸に建築工事一式を幅広くおこなっている株式会社ワイズファクトリーです。
建設業界全体で女性が増加し、近年は女性の左官職人「左官女子」が注目されているなか、「左官ってどんな仕事?」「本当に女性でもできるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
今回はそんな方に向けて、女性が左官の仕事をするメリットや注意点をご紹介します。
■建設業界全体で女性が増加しているって知っていましたか?
建築業界全体では女性の割合は未だ低いものの、女性の進出は増加傾向にあります。総務省統計局が発表した「労働力調査」によると、建築業における女性の就業者数は、2012年は約70万人であったのが、2022年には約85万人にまで増加しています。また、就業者における女性の割合も、2012年が13.9%であったのに対し、2021年には17.7%まで上昇しました。
男女比でいうと未だ低い水準ではあるものの、建設業界全体で女性が増加傾向にあることには間違いありません。
また、国土交通省が発表した「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画」に則り、業界全体を活性化させるため、男女問わず誰もが働きやすい業界となるようさまざまな取り組みが行われています。
・建設業×女性に大きな期待が寄せられている理由
建築業界で女性の活躍に大きな期待が寄せられているのには、主に「人手不足の解消」「女性視点でのニーズの把握」「コミュニケーションスキルを活かした対応」の3つの理由があります。
まず、建設業界は深刻な人手不足の状態であるため、男女問わず人材確保が課題となっています。働き手を男性のみに頼ることなく男女を問わず多様な人材を確保できれば、人手不足の解消につながるでしょう。
そして、女性の活躍は、女性視点でのニーズの把握にも期待がもたれます。業界全体で男性の割合が多いなか、女性ならではの視点で顧客のニーズにマッチしたアイデアが生まれれば、より業界全体が活性化していくでしょう。
また、女性ならではのコミュニケーションスキルは、業務をスムーズに進める際にも好影響を与えるでしょう。
ここまでは建設業界での女性の活躍について説明してきました。次は左官に焦点をあて、どのように女性が活躍しているのかについてお話していきます。
■左官×女性の可能性と未来
左官の仕事は「力仕事が多そう」「女性には難しそう」というイメージをもつ方もいらっしゃいますが、女性ならではの強みがあるのも事実です。
左官の仕事は仕上げ作業がメインになるので、完成度の高さが求められます。左官の仕上がりによって建築物や住宅の印象を左右するため、技術力や意匠性が重要です。女性ならではの繊細さや器用さを活かした仕上がりは、大きな武器になるでしょう。
そもそも男性とは違った感性が仕上がりに大きな「個性」を与えることも期待できます。当たり前の話ですが、女性と男性は生物学的に別の生き物です。しかしその違いこそが「仕上がり」を大きく左右します。同じ注文を受けたとしても左官職人一人一人に違いが出るように、女性と男性でも違いは出ます。
これまで男性ばかりであった「左官」であるからこそ、より女性的な感性を活かした仕上がりが期待されるでしょう。オリジナリティを追求しアートの域まで高めていくといった点では、建設業界の中でも「左官」は特に大きな可能性を秘めているといえるでしょう。
ただし、左官職人は繊細な作業が多いものの、やはり力仕事も必要です。土間打ちや外構仕上げなどの作業ではセメントの運搬や撹拌作業なども必要になり、空調の効いていない場所での作業になることも多いことから、ある程度の体力は必要になります。
■女性が左官職人として働くうえで困ることはどんなこと?
女性の活躍が期待される一方で、現場では女性ならではの悩みに直面する場合もあります。ここではよくある事例をご紹介します。
・トイレや更衣室が不足している
建設業界は男性中心の現場が多かったことから、小さい現場では男性用のトイレや更衣室しか用意されていなかったり、あったとしても男女共用だったりすることもあります。女性用のものがなければ男女共用の設備を使うか、近くの公衆トイレや施設などを借りに行く、車の中で着替えるなど、面倒な思いをすることもあるでしょう。
しかし、国土交通省による「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画」にもある通り、近年では女性専用の仮設トイレや更衣室が用意された現場も増えてきました。サニタリーボックスや音姫などを備えた女性にとって使いやすいトイレも増えているので、今後はより状況が改善されていくことが期待できます。
・サイズの合う作業着やヘルメットの選択肢が少ない
建設現場で必要な作業着やヘルメット、安全靴、安全帯などの装備品は、特に小柄な女性の場合はサイズに合うものを見つけるのが難しい場合があります。従来は男性の体格に合う商品が多かったため、女性の体格に合うものは入手しにくいこともあるでしょう。
しかし、近年は建設業界で働く女性が増加していることから、女性向け製品をリリースするメーカーも増えてきました。女性の体格に合ったサイズやデザインの選択肢も増えてきたので、今後はさらに選択肢が広がることが期待できます。
・日焼け対策が大変
左官職人は屋内だけでなく、屋外での作業もあります。日陰のない場所での作業もあるため、紫外線の強い季節は特に日焼け対策が大変になります。UVカット効果が高く落ちにくい日焼け止め選んだり、休憩時間にさっと塗り直せるようにスプレータイプを持参したりと、工夫が必要になるでしょう。
■左官は性別に関係なく、技術と経験が活きる世界です。
「素材」や「工法」だけではなく、「施工箇所の状態」など、左官職人に求められる知識や技術は多岐に渡ります。いきなりすべてを覚えて施工するなんて、正直誰にもできません。
左官職人は他の職人よりも修業期間が長いといわれるのは、この「素材の特徴」「施工場所の特徴」などを踏まえて適切な「素材の調整」をおこなわなければならず、そのためには「経験」と「知識」が必要になってくるからです。
株式会社ワイズファクトリーでは、「じっくり腰を据えて」「一生モノのスキル」を身に付けていきたい方を大募集しております。さまざまな「素材」や「工法」に関する知識や「技術」を身に付けるのは大変な部分もありますが、前向きに頑張る方へのバックアップは惜しみません。
研修内容は、どれも一人前の左官職人になるために考え抜かれたものです。左官の仕事は、日々の努力や探求が欠かせません。私たちは「躍進し続ける」をテーマに、技術を磨き続けています。
勤務時間は8時〜17時で、昼食と午前・午後に合わせて2時間の休憩をとり、1日7時間労働です。基本的に土日休みで、GWやお盆、年末年始の休みも気兼ねなく取れるので、家族との時間をしっかり確保できます。福利厚生も充実しており、年3回の賞与もあるため安心して働ける環境です。また、経験者の方は給与にしっかり反映いたします。
建設業界で手に職をつけたい方、今のキャリアに悩んでいる方は、ぜひワイズファクトリーにお気軽にご連絡ください。左官という伝統技術を継承しながらセンスを磨き、お客様の理想を一緒にかなえていきましょう。
ぜひ、他の施工実績もご覧になっていただけると幸いです。