皆さん、こんにちは。
東京都調布市周辺を中心に、全国で左官仕事をメインに手掛けている株式会社ワイズファクトリーです。
建築業界が気になっている、転職したいと感じている人もいるでしょう。その中でも、特に左官技能職人、いわゆる左官職人に興味がある人もいるのではないでしょうか。
しかし、どうやったら左官職人になれるのか、と悩んではいませんか。本記事では、左官職人について詳しく解説します。左官職人に興味がある、目指したいという人はぜひ、参考にしてみてください。
■左官技能士とは
(写真:「意匠左官」のサンプル
左官技能士の資格を持ったスタッフが、皆様のご要望をヒアリングしながら、ご提案いたします。
詳細は、こちら)
左官技能士は、左官職人の中でも特に技術力を有している人に送られる資格です。左官技能士になるための技術水準が決められていて、左官技能士の資格があるということはそれだけで、高い技術を有していることを証明するものでもあります。
そのため、資格保有者はそれだけでクライアントの信頼を得ることができます。当然、どこの会社でも必要とされる資格であり、転職やキャリアアップ、独立にも役立ちます。
・左官技能士資格について
左官技能士資格は、1級・2級・3級がある国家資格です。数字が小さくなるほど高い知識や技術が求められることになります。とくに1級の資格に関しては合格率が約30%と少なく、難関といわれる資格です。
その理由の一つが「天井の施行」であり、左官技能のうちでも最高難易度といわれるほどに難しい技能です。天井や袖壁、角測りと言って、角を寸法通りに作るのですが、2級より断然難易度が上がります。つまり、相当の技術力がなければ合格することはできない実技試験といえます。
■左官技能士資格取得試験の概要
左官技能士資格取得試験の条件や試験内容が気になる、という人も少なくないでしょう。ここでは、左官技能士の資格取得のための試験について、受験条件や試験内容を解説します。取得したい級の試験要件を把握しておきましょう。
・受験条件
左官技能士の資格取得条件には、受験資格と合格基準があります。3級の場合は実務経験が6カ月程度の人か職業訓練校で学んだ人なら受験が可能です。
実技試験は60点以上を取得する必要があり、学科試験は65点以上が合格範囲内となっています。2級の試験に関しては、実務経験が2年以上必要です。
実技試験・学科試験の合格基準点は3級と変わりありません。1級になると、実務経験が7年以上必要です。1級の場合も、合格基準点は3・2級と変わりありません。
・試験内容
試験内容には、学科試験と実技試験があります。学科試験は、「施行法」「材料」「意匠図案」「建築構造」「製図」「関係法規」「安全衛生」です。
基本的には1級・2級・3級とも同じ学科になりますが、唯一意匠図案のみ、1級・2級でしか出題されません。また、実技試験に関しては、2級では壁の下地塗り上げを行います。
吹き付け下地の仕上げといった技術も必要です。1級になると試験の難易度が上がり、壁の下地塗り上げに関しても壁だけでなく天井・そで壁ができる技術が必要になります。
左官技能士の試験で重要なのは実技であるため、大学や専門学校で学ぶよりも、現場で技術の習得に尽力するほうが良いでしょう。
学科試験に関しては、各都道府県が開く講習会に参加するか、市販のテキストを使用して独学で勉強をすることも可能です。
しかし、実技ばかりは独学で勉強するということができないため、働きに出て実務経験を積むと同時に技術も習得するほうがおすすめといえます。
■ワイズファクトリーにおける、未経験から左官技能士一級取得までのキャリアプラン
左官技能士には、未経験から上り詰めていくことが可能です。左官技能士になると、資格があるというだけで知識と技術を証明することができる点がメリットです。
左官職人としてキャリアアップするには必須の資格ともいえるでしょう。合格率が低く、取得するのは大変な資格ですが、取得してしまえば一生モノです。
手に職をつけたい、左官職人として後術を極めたいと考えているなら、ぜひ取得しておきましょう。
・本採用には3か月程度
はじめの3か月は、試用期間になります。本採用前にある程度仕事の内容を把握することができる点が、メリットです。
また、オフィスには塗り壁があり、積極的にトレーニングに励むことができるため、未経験でも安心して働き出せるでしょう。わからないことは技術や知識が豊富な先輩の職人に聞けば丁寧に教えてくれます。
・一般左官工事では5年程度の修行が必要
本採用後に担当するのは、一般左官工事です。5年程度実務経験を積む必要があり、その間に資格を取得したい場合は、会社のサポートが受けられる点もメリットといえるでしょう。
・仕上げ塗りは6年目から
仕上げ塗りにはある程度の技術力が必要とされるため、6年目を目途に任せていく形になります。一人前の職人として活躍できるようになったら、徐々に管理の仕事も任されるようになります。
左官職人としてキャリアアップしたいのであれば、左官職人としての技術以外にも必要なスキルを身に着けていきましょう。
・最短7年の実務経験で左官技能士一級資格が受験可能
最短で2級の左官技能士資格を取得しているのなら、入社7年目には1級の受験資格を得ることが可能です。左官職人として左官技能士1級を取得できれば、仕事の幅も広がり、会社やクライアントからの信頼も厚くなるでしょう。
・一人前の職人になるには約10年
特殊左官に慣れたころには、一生モノの技術が身についているでしょう。一人前として認められるには10年程度の長い年月が必要になりますが、地道にコツコツやっていくことで、一人前と認められるようになります。
■左官技能士以外にあると良い資格
左官職人に必要な資格は、左官技能士だけではありません。左官技能士以外にも持っていると役立つ資格がいくつかあるため、紹介します。もしより多くの仕事を経験してみたい、と考えているなら、ほかの資格も取得してみてください。
・ブロック建築技能士
ブロック建築技能士は、石工事やブロック工事において専門的な知識・技術を持っていると客観的に証明することが可能です。試験には学科試験と実技試験があり、都道府県知事が実施しています。
・タイル張り技能士
タイル張り技能士も、ブロック工事業関係の資格であり、取得すると専任技術者に慣れる資格です。こちらの資格も実施しているのは都道府県知事であり、学科試験と実技試験があります。タイル張り技能士も建築業界では重要な資格であり、持っているだけで仕事の幅も広がります。
・その他の資格
その他にも、クレーンや重機を使用することで荷物を吊り上げられる「玉掛け」、小型クレーンを操作するための資格「小型移動式クレーン」。
建築工事のスケジュール管理や品質管理を行う「建築施工管理技士」などもあります。これらの資格を取得することで、より一層仕事の幅を広げることができるでしょう。
■一流左官職人になる為には会社選びも重要なポイント
(写真:壁や天井の漆喰左官工事の様子
https://www.ys-sakan.jp/blog/genbahoukoku/154674)
一流の左官職人になるためには、会社選びが重要となります。会社を選ぶための基準とは、「目的の魅力」「活動内容の魅力」「構成員の魅力」「特権の魅力」の4つです。
いくら条件の良い会社だとしても、企業理念に共感できなければ仕事が面白くありません。会社の目指すビジョンが見えない場合も同じです。また、取り扱う商品や仕事内容が、自分にとって魅力的であるという点が重要。
長く働くには、風通しが良い社風で、なおかつ優秀な社員が多いことも大切です。最後に、給与や福利厚生が満足できるものであり、教育制度が整っているところを選びましょう。
■未経験から左官職人になれるワイズファクトリーとは?
株式会社ワイズファクトリーでは、左官職人として一緒に働ける仲間を募集しています。私たちには、多くの未経験者を一人前の左官職人になるまで育てているノウハウがあります。
研修内容も一人前の左官職人になるために考え抜かれていて、「躍進し続ける」をテーマに、日々技術を磨き続けています。
勤務時間は8時〜17時で、休憩時間はトータルで2時間あり、実働は7時間となっているため、無理なく働くことができます。土日が休みの完全週休2日制で、GWやお盆、年末年始も休みを取ることが可能です。賞与は年3回あり、福利厚生も充実しています。
経験者の方は給与にしっかり反映します。
建設業界で手に職をつけたい方、今のキャリアに悩んでいる方は、ぜひワイズファクトリーにお気軽にご連絡ください。
左官という伝統技術を継承しながらセンスを磨き、お客様の理想を一緒にかなえていきましょう。